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「我々は部隊の為の部隊の一員ナリ」

 今回は、タイトルから、いきなり硬いものとなるのであるが、陸上自衛隊の警務科部隊の話題を書いてみようと思う
 わたしは、4月12日(日曜日)に、陸上自衛隊練馬駐屯地(第1師団司令部)の、駐屯地公開祭に出かけた際、装備品展示場に展示されていた、警務科部隊仕様の小型トラックに乗ったり、触れたりする機会があったものだから、それにも多少関係しているのである

 戦争映画や軍隊を扱ったTV番組の中で、よく『MP』という言葉が出て来るので、映画が好きな方々の中にも、「MP」を御存知の方もいる事だろう。代表的なものでは、『特攻野郎Aチーム』というTV番組で、主人公の「Aチーム」を追いかけ回しているのが、その「MP」なのである
 また、西暦1978年(昭和53年)に故・山本薩夫監督の手で映画化された、渡瀬恒彦氏・吉永小百合氏主演の映画『皇帝のいない八月』で、三國連太郎氏が指揮する陸上自衛隊・警務科部隊も、「MP」なのである
 文字通り「ミリタリー・ポリス」として、「軍隊の中の警察」として、活躍しているのである

 陸上自衛隊・警務科部隊は、昔の大日本帝国陸軍や諸外国の軍隊の憲兵に相当する組織であり、防衛大臣の直轄部隊として、一元的に運用されている。主任務は、陸上自衛隊の部内の規律と秩序の維持、自衛隊員に関する犯罪(加害・被害)、日本国自衛隊の基地内及び駐屯地内の犯罪の捜査・逮捕・予防、駐屯地内および周辺に於いての交通統制、野戦に於ける交通検問や捕虜の移送・管理、高官の警護などである。
 陸上自衛隊・警務科部隊が収集した情報資料は、警務科部隊本部の警務誌や地図、データファイル、OBカードに、インプットされて行くのだが、その調査は、徹底したものであるという

 駐屯地内の入口で、訪問者をチェックしたり、駐屯地及び周辺で交通整理をしている姿などは、普通科部隊とはまた、一味違う頼もしさが感じられる。また、駐屯地での国旗掲揚/国旗降納も、警務隊の仕事なのである
 ここで、手持ちの書籍を参考にして、国家の象徴・国旗の取り扱いも書いてみよう

 駐屯地での国旗掲揚/国旗降納は、当直幹部()×1名が立ち会う中、良くプレスの利いた制服に白手袋、丁寧に磨かれた革靴という姿の警務隊員×2名が、国旗を掲揚または降納する。『君が代』のテープが流れると同時に、国旗が掲揚または降納される間、全ての自衛官は挙手の敬礼をする。

 国旗掲揚は、最後に当直幹部()の、
「国旗に対し、敬礼
 という号令で、国旗掲揚が終わる

 国旗降納では、『君が代』のテープが流れると同時に、降ろされた国旗が、丁寧に折り畳まれる。
 国旗は、最初は縦4つ折りにされて、縦4つ折りにされた次には、両端で三角形▼を作るようにして折り畳まれて、両端から三角形▼に折り畳まれて来た国旗は、中央で合わされて、完全に一つの三角形▼になる。
 完全に一つの三角形▼に折り畳まれた国旗は、最先任の警務隊員が、頭上に掲げながら、駐屯地本館の中に行進して 、これで国旗降納が終わる
 以上が、陸上自衛隊・警務科部隊による、国家の象徴・国旗の取り扱いである。

 陸上自衛隊・警務科部隊が使用する主な車輛は、警察のパトカーと同様に、赤色回転燈やサイレンを装着した、警務科部隊仕様の小型トラック、ステーションワゴンやセダンをベースにした覆面パトカー、総排気量400ccの白バイである。これらの車輛のうち、警務科部隊仕様の小型トラックには、濃緑色の通常塗装と、白色塗装の2種類がある
 駐屯地公開祭を始めとして、国家的行事などに於ける要人の警護には、白バイの他にも、赤色回転燈やサイレンを装着した、白色塗装の小型トラックが使用される。また、場合によっては、覆面パトカーも使用される

 警務科部隊の隊員の中には、様々な部隊の出身の者もいる
 わたし自身が、今までに見た限りでは、警務科部隊の隊員では、空挺徽章を着けた人(第1空挺団出身)もいれば、格闘徽章を着けた人もいたりして、バラエティーに富んでいる。格闘徽章とは、陸上自衛隊の格闘に関する技能検定に於いて、陸上幕僚長が定める基準以上の成績を修めた自衛官が着装する。盾と二股の剣2本を組み合わせたものを中心にして、両側に月桂樹の葉をアレンジした図柄である。
 言ってみれば、格闘徽章は、日本国自衛隊公認の、『喧嘩の達人』の証明といえば良いのだろうか。格闘徽章を着けた、警務科部隊の隊員は、相当強いと、わたしは認識している

 厳格な規律の中で、日夜努力する陸上自衛隊・警務科部隊の働きは、「自衛隊の中の警察」として、任務を全うしている。その為に、警務科部隊は、1人1人が、エリートとしての自覚を持っているので、日常生活に於いても、生活態度を特に厳格・堅実に維持するように求められている
 それだからこそ、警務科部隊は、一般隊員から煙たがられる存在なのであるが、彼(彼女)ら警務科部隊自身は、「部隊の為の部隊」という意識を、日々新たにするように、勤務と訓練を重ね続けている
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鷲尾ミサゴ龍輔

Author:鷲尾ミサゴ龍輔
アニメーション『ニルスの不思議な旅』&航空機関係作品&音楽鑑賞&航空機&日本国自衛隊の資料収集が大好きな、東京都民です。

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